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Message — 2023

2023年度 理事長所信

基本理念

現状維持は減衰でしかない
新たな自分と出会うために
勇気を出して、半歩でもいいから前に行こう
明るく元気な自分と小樽を創造しよう

2023年度 理事長遠藤 雅光

基本方針

  1. 古き時代を踏襲した次世代リーダーの育成
  2. 小樽市の新たな可能性
  3. スピード感をもった組織運営と広報
  4. 組織連携と絆を生む会員交流
  5. 自身が広告塔となって会員拡大の推進

はじめに

 半生を振り返ると、心の弱さ、無能さゆえに傷つけられ、逆に傷つけ返したこともありました。努力も苦労もせずに理想と現実の相違から後悔と絶望の念が押し寄せ、こんな人生ならいつ終幕を迎えてもいい、そんな愚かな時期もありました。人の顔色に身をまかせる自分自身に嫌気が差して、仲間と呼べる人間から心だけを閉ざし、本当は何者になりたいか自問自答に没頭し、いつしか、子供なりに文武両道な人物になりたいと理想を掲げるようになりました。野球や格闘技を経て「武」には納得できるようになりました。しかし社会人として「文」の足りなさに強烈な劣等感をもっておりました。

 今思えば、入会は必然であり宿命だったのかもしれません。私がJCに入会したきっかけは先輩との義理、その場の勢いでありました。ただそれだけでした。理解できない風習と修練、他人事としか捉えることのできない多くの事業、精神年齢が倍にも感じた同年代の会員、何かに臨む際の緊張や苦悩、何かを終えたあとの涙と笑顔と友情。全てに嫌悪し嫉妬を覚え、いつからかその全てに憧れと尊さすら抱くようになりました。在籍年数を重ね徐々に意識は前向きに更新され、在籍するメンバーとの交友から磨かれる自己成長が糧となり、求めていた「文」というものを今学ぶことができていると、改めて実感しておりますが、まだ道の途中であります。

 上記が私の在籍理由なります。個人は思想、環境、感情、着目点、そして在籍理由が全て異なります。組織ゆえに年齢、上下関係、肯定派、否定派は存在しますが、私と役員とメンバーは一心同体です。それは参加率の低いメンバーも同じです。メンバー同士が意見や不満に耳を傾け、共有し、多くの時間を共にし、支え合いながら、在籍する全メンバーが互いを尊いものであると捉え、愛のある運営と活動を徹底していきましょう。

古き時代を踏襲した次世代リーダーの育成

 入会当時、人生最後の学び舎と称されてきたJCは、経年と共にその言葉を聴かなくなった気がします。若い世代への気遣いを先行するばかりに、誇張された風習やモラルは時代遅れでありメンバーが辞めてしまうかもしれない。コロナの終息まで組織を維持すべきだ。という目先の目標に追われ意識が薄くなってしまったのかもしれません。

 青年会議所の本来の目的とはなんでしょうか。日本青年会議所の設立趣意書では「相互の啓発と社会への奉仕を通じて、全世界の青年と提携し、経済社会の現状を研究して進むべき方向性を明確にし、経済界の強力な推進力となり、日本経済の発展に寄与する」と明記され、また戦後に日本青年会議所を発足する際、「新日本の再建は、我々青年の仕事である」という志を立て、「国内経済の充実と国際経済との密接なる提携である」と組織の運動の方向性を示してあります。これは2023年度麻生会頭の意見書から一文を抜き出しました。非常に崇高な物語が連想されますが、まずはこの歴史が根幹にありJCの元素だということです。

 戦後から現在、社会やJCの歴史。私は時代の目撃者ではありません。しかし、JCという組織はとてつもなく巨大で、100年以上の歴史を有しており、第2次世界大戦後の焼け野原を見て、我々と似たような年代の青年達が唱えた「新日本の再建」という言葉に大きな感心と衝撃を受けました。それが私の在籍理由のひとつとなっているわけであります。時代や人間は日々アップロードされていますが、JCの歴史に触れ大事にされてきたモラルや風習、世界に約17万人の現役メンバーが在籍しているというスケールメリット。これらは入会した新会員だけではなく、私を含めた全メンバーが今一度踏襲し直し、次世代リーダーを目指していきましょう。

小樽市の新たな可能性

 小樽市は2045年に人口6万人にまで減少するという予想が、国立社会保障・人口問題研究所から報告されています。しかし、人口減少に歯止めがかからない状況であっても、コロナ禍以前には全国的にも観光都市として注目され、年間800万人もの観光客が訪れ、賑わいを見せており、小樽運河、歴史的建造物、自然、食、数えきれないほどの魅力があります。観光客に知名度と人気があるスポットを関係諸団体と協力をしながら、盛り上げていくことは当然のことでありますが、それだけにとどまってはいけません。

 青年会議所は小樽という地域に根差し、市内全ての地域社会の発展に貢献していく組織として、今ある現状に満足をするのではなく、まちの新たな可能性を発見し、失敗を恐れずにどんどん挑戦していきましょう。人口減少はまぬがれない危機的状況ではありますが、市民や関係諸団体と協力をし、持続可能で明るく元気な小樽を目指し、未来に向け行動してまいりましょう。

スピード感をもった組織運営と広報

 所属するメンバーはそれぞれ思想や行動が異なり、それをひとつの目的に意識を向けるためには、綿密なスケジュール管理、調整、周知、気配りが必要不可欠であります。多くの知識や手法が交錯する現代社会において取捨選択は非常に困難でありますが、基本である気配りや明確なルールを示していかなければ個性が調和せずガバナンスは崩れていく一方です。

 また情報や活動の発信は、個人のみならず組織にとっても欠かすことのできないものとなっています。近年はSNSも経年とともに利便性が高まり、スマートフォンを持っていれば、どこからでも発信することが可能となっています。見てもらいたい対象者に効果的な広報をすることが最終目的でありますが、まずは発信頻度を高め、多くの一般市民の目に留まる広報が必要不可欠となります。

 組織として魅力的に、そしてより良い運動を展開していくには、計画的に運営を行っていかなければなりません。スピード感をもった運営と発信を心掛け、メンバー同士が切磋琢磨できる環境を整え、小樽を発展させる我々が一体となれる運営を心がけていきましょう。

組織連携と絆を生む会員交流

 入会後に何かに憧れを抱き熱心に行動する者や諸事情によりあまり活動ができない者。また企業とは違って、給与や報酬がある訳でもなく商売に繋がることもほぼありません。ではなぜ、私達は仕事や家庭との時間を犠牲にしてまで活動を続けるのでしょうか。

 入会するとよく耳にする、聞きなれない修練という言葉。ほとんどのメンバーの入会動機は修練を積むために入会したわけではないという嫌悪と矛盾を感じながら突き進み、何を軸に置いて動けばいいのか。その葛藤と向き合いながら活動していると思います。私の場合ですが、共に活動した全ての先輩諸兄、全メンバーと同じ土地に生まれ、居住地として選んでいる以上は何かの縁がある。そして多くの交流から生まれた笑顔の数に支えられながら活動を続け、今も在籍できているということです。

 意見、思想、環境も全て異なり、時には衝突もありながらも、事業を構築するという修練を共にし、他人から始まり馬が合わなかったメンバー同士が、経年と共に仲良くなる。そんな組織は唯一無二ではないでしょうか。様々な事業や懇親の中でメンバーとより多くの交流を深め、困難があっても切磋琢磨しながら多くの笑顔を共にし、学生時代とは一味違った、生涯の友だといえる関係性を築きましょう。

自身が広告塔となって会員拡大の推進

 JCは持続可能な地域づくりや運動を展開するために、地域の課題に対して議論を繰り返し、事業として実行をしていく。それをきっかけとして友情を育み、他人を肯定し、自分に不足している何かを吸収し、自己成長を遂げる。その循環が地域社会の発展に直結していくのであります。

 世間から何をしているかわからない。お酒を飲んで楽しく騒ぐだけの青年団体。という少しマイナスな印象をもたれていることをよく聞きます。私としては仕事や家庭を抱えながらも40歳の卒業まで突っ走り、自己研鑽された自分自身が今まで活動に理解をくれた家族や会社に恩返しをする。そして地域の発展の一助になる自分づくりをする団体だと考えます。

 市民や拡大対象者に対してマイナスな印象だけを見聞きさせてはいないでしょうか。マイナスのある組織に誰が入会したいと思うでしょうか。事実、拡大対象者にとってはスケジュール面や金銭面において、マイナスなイメージを抱かれることもあるかもしれません。しかし全ては明るい豊かな小樽の実現と未来の自分への自己投資だと心の奥底から伝え、理解してもらうことからはじめましょう。もし自分自身がこのJCに所属してなければどうであったのかを再度振り返っていただきたいのです。決してマイナスのことだけではないはずです。マイナスしかない団体は70年も存続できません。自分が所属する団体と仲間を誇りましょう。そして仲間になろうと笑顔で、元気に、胸を張って伝えていきましょう。

Closing

おわりに

この世に生まれ落ちたその瞬間から
終わりを迎えるその瞬間まで
カウントダウンはすでに始まっている

みんな自覚できているか
ただ漫然と命を捉えていないか
どうせ生きるなら何かカタチにしないか

一歩、いや、半歩でもいい
カッコ良くなくたっていいじゃない
その少しの勇気だけあればなんとかなる
そのなんとかなった自分が誰かに勇気をあたえる
その勇気がまた笑顔や感動をあたえる
その笑顔や感動が自分の自信になる

どんな手法だっていい
自信持って
自分を、小樽を、人を、明るく元気にしていきましょう!

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20〜40歳・小樽周辺の方

入会について